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出会いは宝物語 : あれから

あれから

2015年01月16日 16:57


長野市災害ボランティア委員会より「東日本大震災災害ボランティア活動報告書」が送られてきました。 3.11以来、人形店として何かできることがないか、おこがましいかもしれませんが、ずっと考えていました。その年の12月、パパ友である「マイティー長野」の宮下さんがボランティア委員で岩手県大槌町の被災地で活動をしておられました。被災地にひな人形を送ったらどうかというお話をいただきました。 さすがに、この大変な時期にひな人形が欲しい人なんていないんじゃないか、意味があるのか疑問に思っていました。 希望サイズや種類(親王飾り、七段飾りなど)の戻ってくるかもわからない要望書を仮設住宅などに配布していただきました。すると、数日で何十人という応募があり、途中で止めていただいたほどでした。 これはどういうことだろう、不思議に思いました。震災から10か月、物ではなく精神的な苦痛を少しでも取り除き、日常の生活に戻るきっかけになればと、宮下さんは現地で思ったのでしょう。結果、まさにその通りでした。 3月11日はまだおひなさまを飾っていた方も多く、家の中で最後に触ったのがひな人形だったという方のお話もお聞きしました。 ひな人形は単に節句に飾る、子どもが産まれたから買うだけでなく、私たちにもっと大切なことを与えてくれる、教えてくれる大きな存在であることを、恥ずかしながら教えていただきました。 その後も大槌町を訪れ、何件か訪問もさせていただき大変喜んでいただきました。 しかしながら、いまだに厳しい生活を強いられている被災者がたくさんおられます。現地へ行くと、saigaibo01 saigaibo02まだ復興も進んでいません。 このご縁を過去のものとせず、協力できる限り続けていこうと思います。

災害ボランティアの皆様、本当にお疲れ様でした。

今年は阪神淡路大震災から20年になります。



人形の山川

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プロフィール

店主

長野生まれの長野育ちの二代目・1966年生まれです。
人形は衣装人形も木目込人形も大好きですが、それ以外にも、テラコッタ・店舗の庭いじり・苔鑑賞・美術館巡り・ギター、謡曲(ちょっと)、書道(少し)と、改めて考えると意外と多趣味です。。
日本的な趣味が多いのは職業柄かもしれないです

伝統の匠たち

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